タカハシテクノは1933年の設立以来、金属プレスに特化した部品メーカーとして自動車分野・建材分野・空調分野などで業務を拡大し、取引先企業は広範囲に渡っています。全社員のうち約1/4がエンジニアという体制で新製品開発に注力してきたこともあって、売上げは順調に拡大してきました。しかし課題もあります。当社の開発・生産技術の次世代への継承や、新製品の顧客開拓のための営業力の増強などです。そこで部門リーダーから、応募者に期待することを語ってもらいました。
当社のセールスポイントは、やはりお客様のご要望に応えられる柔軟な技術力ですね。エンジニアの多さということも強味となって当社の事業展開が実現してきた一方で、営業は4人体制という現実もあります。新製品を開発しても、充分な顧客開拓ができているかといえば難しい面もあります。提案力をこれまで以上に充実させるため、私たち営業サイドとしてもやる気のある人を求めています。
一口に営業といっても、当社の営業は技術営業という性格が強く、個々の製品のことだけでなく金属プレス加工についての知識も必要になります。ウチだったらこういう新製品や改良案が提案できるな──と営業戦略を練るのに、やはり現場のことが分かっていないと組み立てができないわけですね。
しかし経験者だけ採用したいということではありません。知識や経験は問わず、むしろ意欲や協調性を重視します。当社の営業はまだまだ少人数ですから、やれること・やるべきことはたくさんあります。生産現場のことにも通じておく必要がある。したがって目的意識とチャレンジ精神をもって仕事に取り組む姿勢が望まれます。最初は何をどうしたらいいかとまどうこともあるかもしれませんが、分からないことがあれば自分から積極的に先輩に聞けば教えてくれます。
またお客様の要望に応えようという目的意識がはっきりしていれば、営業サイドの意見を工場にフィードバックして新たな製品をつくりだすことも可能です。実際のところ、お客様の要望を検討した営業からの意見で、新製品や既製品の改良も実現しています。だからこそお客様だけでなく生産現場との間でも協調性が要請されます。いずれにしてもやれることが多いというのが当社の営業です。前向きな人に加わっていただけたらと思います。
タカハシテクノの製造現場ではプレス加工（メタルスタンピング）技術を独自に研鑽し、コストを大幅におさえつつ価値ある製品を送り出してきました。お客様のご支持をいただいて、なかには国内トップクラスのシェアを持つ製品もあります。
開発・生産技術を担当するのは工場長でもある私なんですが、タカハシテクノのメンバーが総勢80人を越えた現在、さすがに一人で技術の仕事を進めていくのは大変です。そこで開発技術の分野で力を発揮してくださる方に当社に来てほしいと思っています。
率直に言えば、これからの当社の事業を見据え、生産現場の技術を引き継いでいこうという意欲のある方に来ていただけると嬉しいですね。仕事の内容としては、安定稼働のための生産設備の定期点検はもちろんのこと、設備の新規導入の際の計画・設計の立案も担っていただきたい。新規導入については発注から稼働までのトータルな仕事になりますし、設備メーカーさんとの円滑なコミュニケーションも必要ですから、大変ですが非常にやりがいのある仕事だと思います。
もちろん最初は私が一から教えていきます。同時に自分で習得しよう・吸収しようという積極的な姿勢で仕事に臨んでいただきたいですね。自ら知識をモノにしようとする積極性があれば、技術は確実に身に付き、当社の開発・生産技術を継承していただけるはずです。将来工場をしょって立とうという気概のある人に、当社で“モノづくり”の醍醐味を味わってほしいですね。
